スピーカーを増やしても音は良くならない。:サラウンドシステム

スピーカーの設置時には「出来るだけ前後左右が対照」になるように、「フロントとリアのスピーカーを長方形の頂点に位置するように設置」することも大切です。センタースピーカーはフロントスピーカーより後方にあれば少し奥まっても構いません。

次に、「スピーカーとリスニングポイントの距離を正確に計り、アンプのパラメーターを正しくセット」して下さい。目分量ではいけません。
フロントスピーカーを前に出しすぎると、センタスピーカーまでの距離のパラメーターが足りなくなる場合がありますが、「無視しても大丈夫」ですから、センタスピーカーの距離を最大(フロントスピーカーと同じ数値)になるようにセットして下さい。

テストトーンを再生し、各スピーカーの音量が同一になるようにセットしたら、「スクリーンを下ろした状態で画面を出さずに音だけを出して」下さい。
なぜなら、「画面を出すことによって聴覚が視覚に引きずられ、正しい音の判断が出来なくなる」からです。

たとえば、「鼻をつまんでものを食べると味が変になる」ことは、簡単に実験できるはずですが、これは「味覚」が、実は「味覚=舌」だけではなく「嗅覚」とも密接に関係している証拠です。また、トマトの絵を見ながらキュウリを食べたりしても変な感じがするはずですが、これは「視覚」が「味覚」に影響する証明です。ホームシアターにおける「多くの説明の間違い」は、「聴覚」が「視覚に引きずられること」を理解していない、実に幼稚なミスから起こっているのです。

又最近、サラウンド方式が「5.1Ch」から「7.1Ch」へと変わりつつります。「リア・センタースピーカーは、きちんと設置できれば後方への音の広がりを良くする効果」がありますが、センタースピーカーと同じで、下手な位置に設置すれば「100害あって1利なし」、無用の長物どころか、かえって音が悪くなってしまいます。